気候的に平衡状態にある地球の大気を公共の財産と見て、
その公平な利用を訴える概念。
気候変動による被害は地球上の人類に平等に生じるものではない。ある人々はCO2を大量に排出する快適な暮らしを営んでいる。他方で、高潮や干ばつ、異常気象による大きな被害を受けている人々がいる。
このように、CO2排出による利益と被害は、多くの場合、世界の貧富の差によって帰属するということができる。
富める人々が利益を享受し、その被害を貧しい人々が強いられる…この状態を不正義と考え、被害者は加害者に対して、あるいはCO2を無責任に放出して利益を得ている者に対して、温暖化対策を求める権利を有する。先進国は途上国に対して、現在の人々は未来の人たちに対して、気候変動の責任をとるべきというのが正義の課題である。




