弁護団日誌

シロクマ報告会

3月17日午後1時半より、青山・国連大学の環境パートナーシッププラザにて「シロクマ報告会」を開催しました。

最初に籠橋隆明団長が「シロクマ公害調停と行政訴訟~ソロモン視察報告と今後の展開~」というタイトルで1時間15分ほど話をしました。JELFとして、気候変動問題に取り組む経緯や法的論点、この後提訴を予定している行政訴訟についての説明を行った後、2月に視察旅行を敢行したソロモンの被害状況について、報告をしました。素晴らしい空と海に挟まれた小さな島々が次第に小さくなっている様子が、たくさんの写真からよく分かり、既に始まっている被害の甚大さに参加者の皆さんも驚いている様子でした。

続いて気候ネットワークの平田仁子さんが「日本の温室効果ガスの実態と課題」と題して、パワーポイントを使った分かり易い解説をしてくれました。

その後、2人をパネラーとしたディスカッションを行ったのですが、様々な論点に対する法律家としての視点とNGOからの視点を伺い、非常に興味深く感じるとともに、両者の連携の必要性を改めて実感しました。また、脱原発への関心が高まっている状況において、気候変動問題をアピールする困難さについても、お互いに共有しつつ、この2つの問題はいずれも必ず解決しなければならないテーマであることを確認しました。

個人的には、やはりこの5月に提訴する取消訴訟で、なんとしても勝訴判決を獲得し、公害調停の開始によって、電力会社を議論のテーブルにつかせることが大きな1歩となるんだということを強く感じる報告会となりました。(東京・島)

カテゴリー: 弁護団日誌   パーマリンク

全体会議@京都

平成24年3月3日、京都の浅岡法律事務所において、しろくま弁護団全体の会議が行われました。訴状提出までの段取り、訴状の内容・構成の検討、ソロモン視察の報告が主なテーマでした。

訴状の内容・構成の検討においては、公調委の申請却下処分の理由に対しての反論(地球温暖化が「公害」に該当することの理由付け、被害をどうとらえるかなど)について熱い議論が交わされました。新人の私は議論についていくので精一杯です・・

ソロモン視察の報告では、海水に浸食されていく島、海水によって枯れてしまった木、海水に浸食されていくために誰も住まなくなってしまった島、完全に浸水してしまった島などの写真をプロジェクタで表示しながら、地球温暖化の被害が深刻な状態になっていることの説明がなされました。そして、当弁護団は海外のNGOとも連携しながら。ワールドワイドな活動にもっと力を入れていこうということになりました。

それにしても、ソロモンの海って、エメラルドグリーンというか、スカイブルーというか、とにかくめっちゃ綺麗ですね。現地に行かれた先生方がうらやましい・・(名古屋・小林)

 

カテゴリー: 弁護団日誌   パーマリンク

被害論

本日17時30分ころから、被害班の弁護団会議が行われました。

地球温暖化による被害を具体的にしていこうというのが本日のテーマだったのですが、島がどんどん沈んでいくというソロモンとは違って、日本での温暖化の被害は抽象的一般的にならざるをえない、具体的に論じることは難しいという結論に至りました。

ただ、被害論はとても重要です。被害論は事件の核となるものです。そこで、我々被害班は、被害論の総論部分をしっかり論じようということになりました。(名古屋・小林)

カテゴリー: 弁護団日誌   パーマリンク

ご挨拶

はじめまして。名古屋E&J法律事務所に入所しました新人弁護士の小林哲也です。よろしくお願いします。

弁護団会議に参加してもわからないことだらけですが、少しでも役に立てるようがんばっていきたいと思います。弁護団日誌の更新もがんばります!

ちなみに、2月7日に名古屋で被害班の弁護団会議が行われ、温暖化による被害をさらに突き詰めて調査・分析することとなりました。そのため、申請人の方々に対してアンケート(「日常で感じる温暖化の影響を教えてください」など)を実施する予定です。その際はご協力のほどよろしくお願いいたします!(名古屋・小林)

カテゴリー: 弁護団日誌   パーマリンク

申請&記者会見

10時30分ころ、弁護士会館の東京弁護士会会員室で籠橋団長と合流。名古屋に届いていた委任状とこちらで預かっている委任状とを合体させたり、申請書面を一部修正したりして、最後の準備をする。

地下で昼食をとり、総務省へ向かう。70数ページある申請理由書に加え、相手方11社の登記簿謄本やこちらの申請人目録なんかも含めて軽く100ページを超える申請書を記者会見用も含めて30数組、風呂敷に包んで抱えながら、炎天下霞ヶ関をウロウロするのはマジでやばかった。。12時半ちょっと前に到着し、そこに谷田弁護士も合流して、10階の公害等調整委員会事務所へ。電話で散々抵抗した割には、あっさり「では、お預りします。」と言われて、ホッとすると同時にやや拍子抜けでもあった。結局、相手のところまで行ってしまえば、そこで拒否っていうことは基本的にないんだろうな。

1階に下りたところで、市野、吉田、環境省の1階で、西川、吉浦、立野、斉藤の各弁護団メンバー、そして申請人の南兵衛くんと合流し、25階の記者会見室に1時15分頃、到着。団長が、正義の観点を強調した法律家らしい会見をバッチリ決めてくれ、その後質疑があって、2時ちょっと過ぎに本日のスケジュールがすべて無事終了した。

今日は、名古屋、大阪でも公害審査会の方に、同じ書面を提出しているはずだ。

今後、どんな対応がいつあるかも分からないし、本当の戦いはその後に始まるわけなんだけど、とりあえず今日は無事に申請書を提出したってことで、昼間から日比谷公園で乾杯しつつ、今後についてみんなで話し合い、さらにテンションを上げて解散した。(東京・島)

 

 

カテゴリー: 弁護団日誌   パーマリンク
1 / 812345...最後 »